御料理への想い



味覚だけでなく、
五感で味わう料理を。
店主・古川は太宰府出身。
大阪の老舗「味吉兆」で13年間の修業を経て、
故郷福岡で独立しました。
懐石料理の技と心を基に、
厳選された地元食材や近海の海の幸を用い、
四季を感じさせる器に盛り付けることで、
彩り豊かに季節の移ろいを表現しています。
また、博多織や大川組子、久留米籃胎漆器、
博多曲げ物といった地元の伝統工芸品を取り入れ、
料理に地域の匠の技を織り交ぜています。
一皿ごとに込められた工芸品の物語や
職人、生産者たちの「想い」を感じていただければ幸いです。
「味に想いあり」
丁寧な料理と温かなおもてなしで、
訪れる皆様に心からの喜びと満足をお届けします。
味覚だけでなく、五感で楽しむ
特別なひとときをご提供いたします。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
店主 古川 誠
受け継ぐ、八寸
四季折々の素材
「八寸」とは茶懐石の献立の中で、
24㎝の四方の杉のへぎ木地の角盆に海のものと山のものを盛り込み、
一期一会の喜びを込めて、
亭主と客が盃をかわすために提供される料理の事です。
それを「吉兆」の創始者湯木貞一が、
四季折々の節句や景色を取り入れ、現在の形に昇華させたものです。
私がこの世界を志した機もこの「八寸」でした。
調理師学校の現場実習で初めて目にした懐石料理、そして「八寸」。
丁度七夕の節会の趣向で盛られた料理は、
とても美しく、華やか、一瞬で心動かされました。
そして私自身もこんな料理を表現する料理人になりたいと決意しました。
御料理古川では春夏秋冬で移りゆく季節を八寸という世界で表現し、
日本料理の素晴らしさを感じて、楽しんで頂けたらと考えております。
